5年以上SPD-SLビンディングペダル(260g)を使っていたのですが、より軽い(170g)フラットペダルに変えて、実際にヒルクライムや街乗りなど何度かライドしたので、その時感じた感想やレビューを伝えます。
なお、使用するシューズはビンディングシューズではなく、普段のスニーカーでロードバイクに乗った場合のSPD-SLビンディングペダルと軽量フラットペダルでのレビューになります。
ビンディングの評価はこちらの記事「フラットペダルの方に知ってほしい「ビンディングの効果」&「ヒルクライムへの影響」」を参照ください。
ペダルのスペック・見た目
SPD-SLビンディングペダルと軽量フラットペダルのスペック・外観は次の通り。
軽量フラットペダルのほうが小さいです。
SPD-SL(アルテグラ) | 軽量フラットペダル | |
重さ | 260g | 170g |
価格 | 約12,000円 | 2,980円(実際の購入価格) |
重さも価格も軽量フラットペダルの圧勝です。
この軽さに目がくらんで、フラットペダルを使うことを考えました。
街乗りでの比較・感想・レビュー
回転を重視するシッティングでの走行では、どちらのペダルでも問題ないと思います。軽快に自転車をこぐことができます。
走り始めは、ペダルの表裏のない「軽量フラットペダル」が扱いが楽です。「SPD-SLビンディングペダル」は表裏があるので、逆の面を踏んだ時はペダルを回転させる必要があります。
ダンシングについては、踏み込み面が小さい「軽量フラットペダル」ではバランスを崩しやすいですが、少し違和感を感じるだけで大きな問題ではありません。
ヒルクライムでの比較・感想・レビュー
ヒルクライムとなると、両者大きな違いがでてきます。
「軽量フラットペダル」では、踏み込み面が小さく&バランスがとりにくいため、踏み込んだパワーの伝達ロスが発生します。
実際に、「軽量フラットペダル」でヒルクライムをすると、踏み込んだ際にバランスをくずしてかかとが下がったり、膝裏あたりの筋肉に負荷がかかるような感覚を何度も感じました。また、ヒルクライム終盤では、膝裏のスジが痛くなりました。
一方、「SPD-SLビンディングペダル」では、そのようなパワーロスがほとんどありません。踏み込んだ力をきちんと推進力に変換してくれます。
バランス(重心)って大事だなと分かるのが「SPD-SLビンディングペダル」です。
先日も長野から山梨の諏訪湖にぬける峠も、スニーカーと「SPD-SLビンディングペダル」で走り、特に違和感等も問題もなく走破できています。
軽量フラットペダルのデメリット
軽量フラットペダルは、滑り止めのための突起が、靴を傷めるデメリットがありました。
こちらがペダルの突起です。
こちらが軽量フラットペダルで乗った靴の裏です。白い丸で囲まれた部分に、ペダルの突起で削られた部分。これはかなりマイナスポイントです。
まとめ&感想
「SPD-SLビンディングペダル」と「軽量フラットペダル」ですが、「SPD-SLビンディングペダル」のほうがいいです!特にヒルクライムだと両者の違いは歴然です。
「SPD-SLビンディングペダル」は、踏み込んだパワーをきちんとペダルで受け止め、推進力に変換してくれます。
一方「軽量フラットペダル」は、トルクをかけた際の安定性にかけ、パワーロスが発生するため走っていて面白くないです。また靴の裏がえぐれてしまうのもマイナスポイント。
軽量フラットペダルをお使いの方是非一度「SPD-SLビンディングペダル」に変えてみると、走りが変わって面白いと思います。
ペダルの外し方はこちらの記事「自転車のペダルを外す方法!外れない時の対処法は?」を参照してください。
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